寒波に襲われた1月下旬、ゆずの木の剪定講習会が行われました。
講師は、東牟婁振興局のT先生。昨年12月に行われた梅の木の剪定講習会でもお世話になりました。
体を動かさないと寒いので、資料を見ながらの説明は早々に切り上げて、さっそくゆず畑に移動。
まず先生が、剪定する枝はどれがよいか、どの部分を剪定するか、お手本を見せてくれます。
さらに、実がなりやすく、収穫しやすいよう、枝を誘引する方法も伝授。
続いて、耕人舎のメンバーが実践します。
ゆずの木は1本1本形が違うので、どの枝を剪定するのがよいか、先生に確認しつつ、のこぎりでギコギコ切っていきます。
何本か切った後、もう一つのゆず畑へ移動します。
こちらは、何年も剪定しなかったので、巨木に成長した畑。
あきれられても仕方がない畑ですが、先生はそんなそぶりも見せず優しく指導してくれます。
どの枝もぶっとく育っていますが、不要な枝を先生に教えてもらいながら、鋭いトゲと格闘しつつ、容赦なく切っていきます。
あれもこれもと次々に先生に尋ねつつ剪定し、講習会終了の時間が迫る中、メンバーの一人が・・・
「先生!あと5分だけ!キウイの木の剪定も教えてください!」
そんな無理なお願いも、優しいT先生が断るはずありません。
しかし、キウイの木を見た瞬間、先生は言葉に詰まり、一言。
「これは時間がかかりますね・・・」
こちらも、われわれが知る限り、剪定は初めて。四方八方に枝が伸びてからまり合い、隣りのゆずの木にまでからまっています。
それでも、先生は、どんな枝を剪定するか、どこから剪定するか、丁寧に教えてくれました。
T先生、今回もわかりやすい、丁寧な指導、ありがとうございました。
さぁ、先生に教えてもらったことを忘れないうちに、翌日から剪定作業の実践です。