ゆずの剪定講習会の翌日。さっそく剪定作業開始です。
講習会で教わったことを確認しながら、メンバー5人が手分けして剪定と枝の誘引作業を進めていきます。
日ごろの農作業で鍛えられているメンバーですが、慣れない作業に悪戦苦闘・・・
「うわっ!」
時折、小さな悲鳴が聞こえてきます。
枝を強く誘引しすぎると、枝が「パリリッ」と小さく裂けるのです。
最初は加減が分からず、こわごわやっていたメンバーですが、段々と慣れてきて、後半は作業の進み具合も速くなってきました。
始める前は、どのくらい時間がかかるか想像もつきませんでしたが、半日で、一つの畑の剪定と誘引作業が終わりました。
枝を誘引したゆず畑は、誘引したロープが地面に固定され、トラップがいっぱいです。
「これは草刈りが大変やね・・・」
無農薬で栽培している耕人舎のゆず畑。当然、除草剤を使わず、年に何回か草刈りをします。
とりあえず今のところは草刈りのことを忘れ、次は巨木ゆず畑の剪定です。
こちらは、木が大きくなり過ぎて誘引できない(もはや手遅れ・・・)ので、枝を剪定するだけです。
といっても、枝が太く、木も高いので、脚立に上って作業しますが、なかなか進みません。
剪定し過ぎると、木に負担がかかり、枯れることもあるので、切り過ぎないよう、慎重に切っていきます。
それでも、剪定が終わると、枝が混み過ぎてゆずの収穫も大変だった木が、なんだかすっきり。
日光も入りやすくなったようです。
さて、最後は問題のキウイです。
昨年はなり年だったのか、たくさんの実をつけたキウイ。何も問題ないと思っていたら、問題だらけでした。
とにかく四方八方に伸びて絡まり合った不要な枝、枯れ枝、伸び過ぎの枝をバシバシ切っていきます。
果てしない作業のように思えましたが、みんなでやると意外と速く、すっきりしたキウイに生まれ変わりました。
木の下には、切った枝が山盛りです。
ゆずもキウイも、「今年実がちゃんとなるのか」というみんなの不安はさておき、次の課題は剪定した枝の処理です。
昨年12月に剪定した梅の枝と、今回のゆずの枝が畑のあちこちに山積みで、このままでは今後の作業に支障をきたします。
「やっぱり粉砕機が必要じゃないか」
「量も多いし、枝が太いから粉砕できないんじゃないか」
「燃したほうが速いんじゃないか」
あーだこーだと議論した末、結局、穴を掘って雨の次の日に燃やすことにしました。
はてさて、うまくいくことやら・・・