今回の作業は、耕人舎で最も人気のない作業、肥入れです。
くさい、重い、汚れる、この作業、うるわしき乙女たちがやる仕事ではありませんが、集まったのは女子4人とY&H兄弟。
まずはY君の鶏舎で、鶏ふんを袋に詰めます。
昨年の肥入れで「160個」は必要なことが分かっていますが、とりあえず、60個ほどY&H兄弟の軽トラに載せます。
H君の軽トラに荷物が載っていたので、どけてもらいます。
「鶏ふん載せるなんて聞いてない・・・」
とブツブツ言うH君。この作業に軽トラは必須です。
鶏ふんとスタッフを載せて、1つ目の梅畑へ移動。
道路から梅畑は段々になっているので、バケツリレー方式で鶏ふんを運びます。
運よく、犬の散歩中の近所の男性が通りかかったので、バケツリレーに入ってもらいます。
降ろした鶏ふんを梅の木1本に1個ずつまいていきます。
まき終わったら、再び鶏舎へ。残りの鶏ふんを詰めて、軽トラに載せ、2つ目の梅畑へ移動します。
その前に加工場横のゆず畑に寄って、Y君の軽トラから鶏ふんを少し降ろしておきます。
先に一人で梅畑へ行ったH君。
「鶏ふん降ろして、運んでくれてるかな?」
「いや、うちらが来るの待ってるんじゃない」
「えー、それはないでしょ」
「いやいや、絶対待ってるって」
果たして、座って待っていたH君。期待を裏切りません。
2つ目の梅畑でも1本に1個ずつ鶏ふんをまき、梅畑の横にある、巨木ゆず畑にもまきますが、だんだん鶏ふんがなくなってきました。
なんとかキウイの木にも鶏ふんをまいて、加工場横のゆず畑へ移動。
こちらはゆずの木がまだ小さいので、2本に1個まきますが、あと15個ほど足りません。
「また、次でいいんじゃない?」
「いやいや、今日で終わらせようよ」
一瞬気力がなえましたが、あと少しなので、再び鶏舎に行って足りない分を詰め、ゆず畑に戻って、すべての木にまいて終了しました。
「160個じゃ足りないね」
「来年はゆずの木がもっと大きくなっているから、1本に1個いるね」
「えー、じゃあ200個はいるね・・・」
暗い話をしながら、加工場に戻ると、社長さんからシュークリームの差し入れが。
みんなの顔が輝き、疲れも吹っ飛んだようです。
「今日来てよかった」とY君がポツリ。
恐るべし、シュークリームの魅力。
耕人舎のゆずエキスでのどを潤し、シュークリームをほおばりながら、楽しい休憩時間となりました。