「耕人舎」は有機農業を通じて暮らしを足元から見つめ直そうと1973年に産声をあげました。
実践できる場所を求めて各地を回り落ち着いたのが、和歌山県那智勝浦町色川地域。一つ山を越えれば那智の滝という熊野の源流域にあたるこの地は、安心して食べられる農作物の栽培と加工に取り組むには最適な場所で、以来40年、メンバーの変化はありましたが「地に足ついた暮らしから農作物をしっかりと見つめる」という姿勢は変えることなく今に至っています。
スタッフは、かつては安全な食べ物を求める消費者として町で暮らしていたものばかりなので、安全性にはみんなが強いこだわりを持っています。商品は梅や柚子の加工品が中心ですが、なお一層消費者の立場にたった製造に心がけていきたいと思っています。
「人と自然」そして「人と人」の「絆」が薄らぎつつある今の時代、安全な食べものの生産を通じて、その「絆」が再びしっかりと蘇っていく、そんな社会を夢見て、これからも様々な活動に取り組んでいきたいと思っています。
お付き合いいただける日を心よりお待ちしております。